春光うららかな季節を迎え、皆様におかれましてはご健勝のこととお喜び申し上げます。 また、平素よりはくばSPF豚農場につきまして、格別なご理解と御協力を賜り厚く御礼申し上げます。

担当者が替わりました

ご意見承り専用電話番号 080-1330-0974

平成21年3月の人事異動にともない、環境対策の担当者が替わりました。

大北農協営農部

[新任] 北部営農センター長 窪田義雄
[前任] 営農部企画課長 武田昭彦(退職)

全農長野SPF豚繁殖センター

[新任] センター長 平林一志
[前任] センター長 平林努(東日本くみあい飼料)

住民の皆さま、関係者の皆さま、引き続きよろしくお願いします。ご意見承り電話番号は、これまでと変わりません。

環境対策協議会三役等会議が開催されました

3月13日(金)夕方4時から、JA大北白馬支所において「はくばSPF豚畜産環境対策協議会 三役等会議」が開催されました。 協議会から環境対策の今後の方針、平成21年度の協議会および臭気対策プロジェクトチームの方針・活動スケジュールについて説明がされました。

また、農場(事業者)から環境ウォッチャーの任務と活動要領を具体的に定めたことについて説明しました。質疑後、いずれもの内容も三役等会議で承認を得ることができました。 承認された事項は、次のとおりです。

1. これからの環境対策の方針

役割を明確化 住民・事業者・協議会がより一層の連携を

チャート図(第10回協議会承認[チャート図へのリンク])に沿い、農場の環境対策に関わるそれぞれの皆さんが、個別の役割を果たし、情報を共有化し当事者の合意形成を促進していくため、今後の方針が提案されました。

住民の皆さまの役割

  1. 臭気の状況を事業者に直接伝えるほか、環境ウォッチャーに臭気に関する情報を提供していただく
  2. 事業者に対する要望については、はくばSPF豚畜産環境対策協議会の住民代表委員、または村を通じて、事業者に申し入れをしていただく

臭気の苦情に関しては直接事業者のご意見承り電話へご連絡ください。環境対策へのご要望がございましたら、まず、各地域の住民代表委員か村にご相談いただきますようお願いします。

事業者の役割

  1. 環境対策の推進に努める。
  2. 住民及び協議会関係者に対し、環境対策や農場に係る情報を提供する。
  3. 苦情や要望が寄せられた場合には適切に対応する。

また、協議会事務局としても、情報が住民代表委員から住民の皆さま全員に伝達されるよう、必要に応じて支援し、当事者全員が情報を共有できるよう努めてまいります。

協議会事務局の役割

  1. チャート図に沿って環境対策が推進されるよう配慮するとともに協議会の運営を担う。
  2. 協議会に関する情報を協議会委員に提供する。さらに、この情報が協議会の住民代表委員から住民全員に伝達されるよう、必要に応じて協議会事務局が支援し、当事者全員が情報を共有できるよう努める。
  3. 協議会事務局のうち、県(北安曇地方事務所及び北安曇農業改良普及センター)は協議会及び臭気対策プロジェクトチームの総括を行い、村(白馬村及び小谷村)は協議会委員や住民への協議会情報の提供、事業者に対する住民要望の仲介などを行う。

2. 環境ウォッチャーの任務と活動要領が明確化されました

農場から、環境ウォッチャーの任務を具体的に定めたことを報告しました。 環境ウォッチャーの皆さまには、引き続き、地域の環境に関する情報収集、および住民と 農場との連絡役としてご活躍いただきます。具体的な任務は次のとおりです。

環境ウォッチャーの任務(クリックで拡大画像表示)

住民との情報交換

はくばSPF豚畜産環境対策協議会の住民代表委員及び地域住民の住居等を定期的に巡回し、次に掲げる事項について原則として住民代表委員を通じて情報提供及び情報収集を行う。

  1. 事業者による環境対策の実施状況や農場における作業内容など、事業者から収集した情報を伝達するとともに、住民代表委員から地域住民に情報が周知されるよう支援する。
  2. 農場周辺地域の臭気の状況を調査するとともに、地域住民から臭気に関する情報を収集し、住民代表委員に確認する。

事業者との情報交換

事業者と定期的に打合せを行い、次に掲げる事項について情報提供及び情報収集を行う。

  1. 農場周辺地域における臭気の状況や地域住民から収集した臭気に関する情報を事業者に伝達する。
  2. 事業者による環境対策の実施状況や農場における作業内容などの情報を収集する。

苦情発生時に事業者が行う対応への協力

地域住民から臭気の苦情があったときは、事業者による苦情対応が円滑に行われるよう、次に掲げる事項を行う。 この場合、事業者とともに対応することを原則とするが、状況に応じて事業者との連絡調整のもと環境ウォッチャーが事業者に代わり対応する。

  1. 苦情で特定された地点における臭気の状況を調査するとともに、苦情の内容を住民代表委員に情報提供する。
  2. 事業者による臭気の原因分析や臭気軽減措置などの状況を住民代表委員に説明するとともに、苦情申立者に伝達する。

3. 臭気対策プロジェクトチーム 21年度の方針

昨年11月開催の協議会において出された意見を踏まえ、臭気対策プロジェクトチームの方針案が承認されました。

1.臭気調査について
(1)臭気調査の精度の向上

  1. 長野県環境保全研究所の監修のもと、臭気に関する研修会を開催し、6段階臭気強度表示法による臭いのレベル合わせを関係者全員で行った後、臭気調査を実施する。研修会や臭気調査には地域住民にも参加していただくよう要請する。
  2. 臭気対策資材(マスキング剤)を散布して臭気調査を行う場合には、従来の6段階臭気強度表示法に加え、臭いの快・不快の状況についても併せて測定する。

(2)悪臭物質分析及び臭気指数測定の検討
臭気のレベルを定量的に評価するため、悪臭防止法に定める特定悪臭物質の分析、公定法による臭気指数測定の実施について検討する。

2.効果的な臭気対策資材の導入の検討
昨年、試験的に散布したマスキング剤よりも更に効果的な臭気対策資材(防臭剤)の導入について検討を行う。

3.臭気対策プロジェクトチーム 年間スケジュール

時期 内容
5月 下旬 臭気対策プロジェクト会議(年間の臭気調査方針の説明等)
6月 上旬 臭気に関する研修会(臭気の基準合わせ)
中旬 第1回臭気調査
7月 中旬 第1回臭気調査結果検討会議
下旬 第2回臭気調査
8月 中旬 第2回臭気調査結果検討会議
下旬 第3回臭気調査
9月 中旬 第3回臭気調査結果検討会議
下旬 第4回臭気調査
10月 中旬 第4回臭気調査結果検討会議
下旬 第5回臭気調査
11月 中旬 臭気対策プロジェクト会議(結果報告及び臭気対策の検討)
12〜3月 調査結果を受け対策を検討
各主体の役割チャート図